店の照明、全部LEDにすれば得とは限らない。元を取りやすい場所と、替えなくていい場所

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※本記事はプロモーションを含みます。

店長
店長

博士、店の電球、まだ白熱球やハロゲンが混ざってるかも…。全部LEDにしたら電気代が下がりますか?

博士
博士

実は、今の電球が何かで、効果が大きく変わるんだ。全部替えれば得、とは言い切れない。まず、何がついているかを調べよう

店長
店長

えっ、LEDならどれも同じくらい得なんじゃないんですか?

博士
博士

そこが落とし穴でね。公的な数字を見ながら、どこから替えると元を取りやすいか、どこは替えなくてよいかを整理していこう

この記事は、個人で飲食店をやっている運営者が、店の電気代を見直すために調べたことをまとめたものです。運営者は電気・ガスの契約も見直しました(詳細は別の記事で書きます)。この記事は、公的機関の数字と、Amazonの商品ページに書かれている情報、そして一般的に言われていることをもとにまとめています。

まず、今の電球と器具が何かを調べる

店の照明は、大きく分けて次の4種類のどれかであることが多いです。

  • 白熱電球・ハロゲン電球:昔ながらの電球です。ハロゲンは、小さめのスポットライトなどに使われていることが多いと言われています。
  • 電球形蛍光ランプ:電球の形をしていて、中に渦巻き状や折れ曲がった管が見えるものが多いタイプです。
  • 直管蛍光灯:天井についている、長い棒状の蛍光灯です。
  • すでにLED:球や器具に「LED」と書かれています。

見分けるときは、電球や器具に書かれているW(ワット)数と型番を見るのが確実です。電球の根元や側面、器具のラベルに小さな字で書かれています。「LED」の文字があれば、すでにLEDです。読み取れない、種類がわからないというときは、無理に判断せず、後で出てくる専門家への相談をおすすめします。

効果が大きいのは白熱電球から

資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」(無理のない省エネ節約・照明のページ)には、照明を替えたときの節約額の目安が載っています。ここで大事なのは、これは「家庭向け」の試算で、年間2,000時間使う場合の数字だということです。

  • 54Wの白熱電球 → 7.5Wの電球形LEDランプ:年間約2,883円の節約
  • 12Wの電球形蛍光ランプ → 7.5Wの電球形LEDランプ:年間約279円の節約

同じ「LEDに替える」でも、もともと白熱電球だったのか、蛍光ランプだったのかで、約10倍の差があります。同じページでは、電球形蛍光ランプ・白熱電球・LEDの順に省エネ性能が高くなる、という趣旨で説明されています。

お店は家庭より点灯時間が長いことが多いので、金額の差はもっと大きくなることもありえます。ただ、店ごとに点灯時間も本数も違うため、ここでいくら下がる、と断定することはできません。

店長
店長

じゃあ、すでに蛍光ランプの電球は、急いで替えなくてもいいんですね

博士
博士

そう考えてよいと思うよ。もちろん球が切れたときに、替わりにLEDを選ぶのはありだけどね。まず手をつけるなら、白熱電球やハロゲンが残っている場所から、というのが公的な数字から読み取れる順番だ

Amazonで買える安い道具3つ

電球のねじ込み交換でできる商品2つと、電気の使いぶりを測る道具1つを紹介します。価格とAmazon評価は2026年10月3日時点の確認値です(価格は税込)。

商品名価格Amazon評価向く場所
アイリスオーヤマ LED電球 E26 広配光 60W形相当 昼白色 2個パック(LDA7N-G-6T62P)898円(2個)★4.3(6,074件)白熱電球が使われているブラケット・ペンダント・スタンドなど(メーカーのおすすめ器具)
オーム電機 LED電球 E26 60形相当 人感・明暗センサー付き(LDA7L-G PIR6 06-5589)900円★4.0(519件)バックヤード・倉庫・トイレ前など、お客様のいない場所
サンワサプライ ワットモニター(TAP-TST8N)3,313円★4.2(1,493件)コンセントに差して使う卓上スタンドや厨房機器の電力を測る

アイリスオーヤマ LED電球(2個パック)

口金の直径が26mm(E26)の電球で、白熱電球の60W形に相当する明るさのタイプです。「密閉器具対応」とされています。メーカーの説明では、光の広がりは約220度で、おすすめの器具はブラケット・ペンダント・スタンド・ダウンライト・スポットライトとなっています。

メーカーは「白熱電球は約267円/月、LED電球は30円/月の電気代」とも説明しています。ただ、これはメーカーの試算で、使う時間などの条件が示されていないため、店の電気代がこれだけ下がるという意味ではありません。

なお、この商品の販売元はICEICEという出店者で、Amazon本体ではありません。

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オーム電機 人感・明暗センサー付きLED電球

商品ページには、830lm・7.2W、待機消費電力0.1W、定格寿命40,000時間、屋内用と書かれています。周囲が暗いときに人の動きを検知して自動で点灯し、動きがなくなると約90秒後に消灯モードに入ります(消える30秒前に約50%まで暗くなってお知らせ)。日中など明るい場所(100ルクス以上)では点灯しません。この記事で例にしたのは電球色です。昼光色タイプ(918円・★3.9・516件)もあります。販売・出荷はAmazon.co.jpです。

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サンワサプライ ワットモニター

コンセントと機器の間に差し込んで、消費電力(W)、積算電力量(kWh)、積算時間、積算電力料金(円)、CO2排出量(kg)の5つを測れる道具です。ボタン1つで測定でき、液晶に表示されます。Amazonが販売しています。

注意点として、コンセントに差す機器しか測れません。天井の照明を直接測ることはできません。 卓上スタンドや、コンセントに差している照明・厨房機器の電力を知りたいときの道具です。

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長い蛍光灯(直管)はどうする?

天井についている長い蛍光灯(直管)は、この記事では商品を紹介しません。理由は安全のためです。

直管型のLEDは、取り付ける器具の種類(グロー式・ラピッド式・インバーター式)によって、安全上の注意が違うと言われています。器具に合わないものを付けると、故障や発熱、火災につながるおそれがあるとされています。

そのため、直管のLED化を考えるときは、まず器具の型式を確認し、迷ったら電気工事店に相談してください。器具の交換や配線に関わる作業は、感電や火災のおそれがあるため、電球をねじ込んで替える以外の作業は、電気工事士などの専門家に任せるのが安全です。

もうひとつ、お金の面の話です。資源エネルギー庁のページには、68Wの蛍光灯器具を34WのLED照明器具に交換すると、年間約2,108円の節約になるという試算があります(これも家庭向け・年間2,000時間の場合)。器具ごと替えると本体代がかかるため、一般的には、元を取るまでに時間がかかりやすいと考えられます。無理に急がなくてよい、というのが正直なところです。

店長
店長

長い蛍光灯は、後回しでもいいんですね

博士
博士

うん。切れたとき、器具が古くなったときに、工事店に相談しながら考えるくらいでいいと思うよ

点灯時間を短くする

同じ資源エネルギー庁のページには、点灯時間を短くする効果も載っています。1日1時間短縮した場合の節約額は、7.5Wの電球形LED1灯で約85円、34WのLED照明器具1灯で約385円です。1灯あたりは小さな金額ですが、灯りの数が多い店では、積み重なることもあります。

また、同ページには、人感センサー付き照明は、玄関や廊下などで人がいるかいないかを検知し、点灯時間を無駄なく制御できて、無駄な消費電力を抑えられるという説明があります。

先ほど紹介したオーム電機の人感・明暗センサー付き電球は、バックヤード・倉庫・トイレ前のような場所なら、向いている可能性があります。ただし、次の点に注意してください。

  • お客様のいる客席には向きません。 動きがないと消灯モードに入り、暗くなったり消えたりする可能性があるため、食事中に突然暗くなってしまうおそれがあります。
  • 使えない器具があります。 商品ページには、調光機能付き器具、誘導灯・非常用照明、水銀灯器具、断熱材施工器具、ランプと反射板の距離が狭い器具、密閉器具、直流電源は使えないと書かれています。

替える前に確認したいこと

最後に、LED電球に替える前の確認事項です。

  • 電球のねじ込み交換以外は、専門家に相談。 照明器具の交換や配線に関わる作業は、感電・火災のおそれがあります。電気工事士などの専門家に任せてください。
  • 器具の表示と商品の注意書きを必ず確認。 密閉器具・調光器具・断熱材施工器具などでは、使えない電球があります。器具に書かれた表示と、買う電球の注意書きを見比べてから選びましょう。
  • 厨房は油や湯気が多い場所です。 一般論として、油・湯気・水がかかる場所では、防湿・防水に対応した器具かどうかを確認することが大切だとされています。この記事では、厨房向けの商品は紹介しません。わからないときは電気工事店に相談してください。
  • 賃貸の店舗は、大家さんや管理会社の許可が必要なことがあります。 器具を替える場合は、先に確認しておくと安心です。

まとめ

店の照明のLED化は、「全部替えれば得」ではなく、順番が大切です。

  1. 今の電球と器具を調べる。 W数や型番、「LED」の文字を確認します。
  2. 白熱電球・ハロゲンが残っている場所だけ先に替える。 公的な試算では、白熱電球からLEDへの交換の節約額(年約2,883円)が、蛍光ランプからの交換(年約279円)より大きくなっています。
  3. 人感センサー付き電球は、バックヤードなどお客様のいない場所だけ。 客席には使いません。
  4. ワットモニターで測って、何が電気を使っているかを確認する。 コンセントに差す機器しか測れませんが、電気を食っているものを探す手がかりになります。
  5. 直管の蛍光灯や、器具の交換・配線は、電気工事店に相談する。 急がなくて大丈夫です。

ここまでは、照明という「使い方」の見直しです。電気代そのものの契約の見直し(電気代の上限など)は、別の記事にまとめています。あわせて読んでみてください。

▶ 電気代の記事:https://www.keihi-minaoshi.site/electricity-cap-check/

ご注意

  • 本記事の節約額は、資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」にある家庭向けの試算(年間2,000時間使用の場合)です。お店の電気代がこの金額だけ下がることを保証するものではありません。
  • 価格・Amazon評価・在庫は2026年10月3日時点の確認値で、変わることがあります。購入前に商品ページで最新の情報と注意書きをご確認ください。
  • 照明器具の交換や配線は、電球のねじ込み交換以外、電気工事士などの専門家に相談してください。

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