※本記事はプロモーションを含みます。

博士、冬になると電気代もガス代も上がるんです。暖房を強くしても足元は寒いままなのに、請求書だけ高い。どうしたらいいんでしょう

それは多くのお店が悩むところだね。ただ、いきなり高い暖房機や空調設備を買い替える前に、やれることがあるよ。まずは『逃げている熱』を止めることだ

逃げている熱、ですか?

せっかく温めた空気が、入口のすき間や窓から外へ逃げてしまう、という考え方だよ。穴のあいたバケツに水を足し続けるより、先に穴をふさいだほうがいい、というイメージだね

穴をふさぐ道具って、高いんじゃないですか?

数百円〜数千円で買えるものもあるよ。今日はAmazonで買える安い道具を紹介しよう。ただし、効果の大きさは店の広さや建物によって違う。そこは正直に書いていくからね
運営者も個人でお店(飲食店)をやっていて、電気・ガスの契約は見直しました(詳しくは別の記事に書いています)。この記事は、メーカーの説明やAmazonの掲載情報、公的な情報をもとにまとめています。
1. まず電気とガスを減らす前に、逃げている熱を止める
光熱費を下げようとすると、契約の変更や新しい機械の購入といった大きな話になりがちです。でも、その前に見直したいのが「せっかく温めた空気を、店の中にとどめる」という考え方です。
冬の店内では、熱は主に次のような場所から逃げやすいと言われています。
- 入口ドアのまわりのすき間
- 窓(ガラス)まわり
- ドアや窓を開け閉めしたとき
また、温かい空気は上にたまりやすいと言われています。天井近くばかり温かく、足元は寒いままというのは、そのためかもしれません。
そこで、この記事では「無料でできること→安い道具で熱の逃げ道をふさぐ→測って確かめる」の順で見ていきます。高い設備を買うのは、それを試してからでも遅くありません。
2. 無料でできる:暖房の設定温度とフィルター掃除
まずはお金のかからない話です。資源エネルギー庁の「省エネポータルサイト」の空調のページには、次のような目安が載っています。
- 冬の暖房時の室温は、20℃を目安にする
- 外気温6℃のとき、エアコン暖房の設定を21℃から20℃にすると、約1,650円の節約(年間の目安。1日9時間使用の場合)
- 暖房を1日1時間短縮(設定20℃)すると、約1,260円の節約
- フィルターが目づまりしたエアコンと、掃除したエアコンを比べると、約990円の節約。フィルターの掃除は月に1〜2回が目安
- 同じページには、床まで届く長い厚手のカーテンが効果的であること、ドアや窓の開け閉めを少なくすることも書かれています
ここで大事な注意があります。これらの数字は、すべて家庭用のエアコン(2.2kW)で試算した金額です。お店の広さや、お店で使っているエアコンの種類、営業時間は家庭と違いますから、そのままお店に当てはまるとは限りません。方向性のヒントとして受け取るのがよさそうです。
エアコンのフィルター掃除は道具を買わなくてもできます。やり方は機種ごとに違うので、取扱説明書に従ってください。
3. 今回紹介する道具の比較表
ここから、Amazonで買える安い道具を紹介します。まず一覧で見てみましょう。
| 商品名 | 価格(税込) | Amazon評価 | 役割 |
|---|---|---|---|
| アイリスオーヤマ サーキュレーター DCモーター 10畳(PCF-MKD15EC-H) | 4,480円 | ★4.2(141件) | 空気をかき混ぜる(小〜中くらいの店向け) |
| アイリスオーヤマ サーキュレーター DCモーター 静音特化 リモコン付 | 9,865円 | ★4.1(261件) | 空気をかき混ぜる(広めの店向け) |
| 3M スコッチ すき間ふさぎ防水テープ EN-76 | 330円 | ★4.0(1,351件) | 入口ドアなどのすき間をふさぐ |
| 山善 窓際あったかボード 厚さ8mm LL(YMA-908) | 2,998円 | ★4.2(440件) | 窓際に立て掛けて冷気対策(貼らないタイプ) |
| アール マドピタシート(すりガラス対応・全面粘着) | 1,436円 | ★4.1(241件) | 窓に貼って冷気対策 |
| サンワサプライ ワットモニター TAP-TST8N | 3,313円 | ★4.2(1,493件) | 電気を何が使っているか測る |
※価格・評価は2026年10月3日時点のAmazon.co.jpの表示です。変わることがあります。
4. 足元が寒いとき:サーキュレーター
先ほど書いたとおり、温かい空気は上にたまりやすいと言われています。そこで、サーキュレーター(空気をかき混ぜる送風機)で空気を動かし、上にたまった温かい空気を足元へ戻す、という使い方が一般的に紹介されています。暖房そのものを強くするより、今ある温かさを店内に回しやすくなる、という考え方です。
アイリスオーヤマ サーキュレーター DCモーター 10畳(4,480円)
メーカーの説明では、エアコンと併用して、冬は暖かい空気を足元へ循環させる使い方が案内されています。適用畳数は10畳、左右首振り。上下の角度は約22.5°〜90°まで6段階で手動調節できます。また、全分解でお手入れしやすい、と説明されています。
- こんな店に向く:10畳くらいまでの小さな店。まず安く試したい店。
- ここは注意:10畳が目安なので、広い店だと風が届ききらない可能性があります。
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アイリスオーヤマ サーキュレーター DCモーター 静音特化(9,865円)
こちらは上下左右首振りでリモコン付き。メーカーの目安は18〜20畳です(商品タイトルには22畳とありますが、仕様欄は18畳/20畳となっているため、この記事では「18〜20畳」と書きます)。サイズは幅約21×奥行約21×高さ約28.8cm、重さは約2.0kg。定格消費電力は39/37W(最大時)です。静音をうたっている商品ですが、お店での音の感じ方は店ごとに違います。
- こんな店に向く:広めの店や、客席が広がっている店。
- ここは注意:価格は10畳タイプの2倍以上です。まず小さいほうで試し、足りなければ…という選び方もあります。
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使うときの注意
お客さまに風が直接当たらない向きを考えましょう。コンロなど火気の近くや、暖房器具の近くに置くときは、商品の説明書と所轄(消防署・保健所など)の決まりに従ってください。

サーキュレーターは、暖房を『足す』道具というより、今ある温かさを『回す』道具だよ

なるほど。でも、効果はどれくらいなんですか?

そこは店の広さや天井の高さで変わるから、『何%下がる』とは言えないんだ。期待できるのは、足元に温かい空気が届きやすくなること。それ以上は、店で試してみないと分からないね
5. 入口のすき間と窓から逃げる熱をふさぐ道具
次は、熱が逃げやすい入口と窓の対策です。
入口まわりのすき間:3M スコッチ すき間ふさぎ防水テープ EN-76(330円)
厚み5mm×幅10mm×長さ2m、黒色、1本入りのテープです。素材はクロロプレンフォームで、雨や湿気に強いと説明されています。雨戸・網戸・物置・シャッター・門扉などのすき間に貼る、屋内外用の商品です。防音(衝撃音をやわらげる)にも使えるとされています。
- こんな店に向く:入口ドアやシャッターのすき間が気になる店。とにかく安く試したい店。
- ここは注意:入口ドアのすき間の幅に合うとは限りません。貼る前にすき間の幅を測ってください。厚みが合わないと、ドアが閉まりにくくなることも考えられます。また、非常口など避難に使うドアを妨げないこと、貼ってよい場所かどうかは、商品の説明書と所轄の決まり、ビルの管理会社の決まりに従ってください。
3M スコッチ すき間ふさぎ防水テープ EN-76 をAmazonで見る
窓の冷気対策その1:山善 窓際あったかボード 厚さ8mm LL(2,998円)
1枚あたり約幅200×高さ90×厚さ0.8cm。材質はPETフィルムと発泡ポリエチレンです。窓際に立て掛けて使うタイプで、下部の切れ目から屋内側へ折り曲げて立てかけます。貼らないタイプです。
- こんな店に向く:窓際の冷気が気になり、窓に直接貼りたくない店。
- ここは注意:窓際に置けるスペースが必要です。窓際に客席や通路がある店では、お客さまの動線をふさがないか、倒れないかを確認してください。暖房器具の近くには、燃えやすいものを置かないのが基本です。置き場所は商品の説明書と所轄の決まりに従ってください。
窓の冷気対策その2:アール マドピタシート(1,436円)
水もテープもいらず、すりガラスにも対応した、全面粘着タイプのシートです。サイズは幅90×奥行180cm、日本製、4層構造で、素材はポリエチレンとアクリル系粘着剤です。
- こんな店に向く:窓に直接貼ってよい店。すりガラスの窓がある店。
- ここは注意:窓ガラスの種類によっては、シートを貼ると割れる場合があります。貼る前に、必ず商品の説明書で対応する窓の種類を確認してください。 賃貸のお店は、貼ってよいかどうか管理会社に確認しておくと安心です。
6. 測って確かめる:サンワサプライ ワットモニター TAP-TST8N(3,313円)
最後は「電気を何が使っているかを測る」道具です。コンセントに差し込んで、ボタン1つで測定します。液晶に数字が出ます。測れるのは次の5種類です。
- 消費電力(W)
- 積算電力量(kWh)
- 積算時間
- 積算電力料金(円)
- CO2排出量(kg)
「電気代が高い」と感じていても、何が電気を使っているのかは意外と分からないものです。測ってみると、見直す順番が見えやすくなるかもしれません。測るだけで電気代が下がるわけではありませんが、「何から手をつけるか」の判断材料になります。
- こんな店に向く:どの機器の電気代が大きいのか、数字で確かめたい店。
- ここは注意:電源プラグでコンセントに差すタイプの機器しか測れません。 エアコンの壁直付けの機器や、ガス機器は測れません。つまり、お店の「ガス代」の中身を測る道具ではありません。また、差し込める電気の容量の上限があります。業務用の大きな機器につなぐ前に、商品の説明書で対応する容量を必ず確認してください。
まとめ
冬の光熱費を考えるときは、いきなり設備を買い替えるのではなく、次の順番で試すのがよさそうです。
- まず無料でできること:暖房の設定温度(20℃が目安)、エアコンのフィルター掃除(月に1〜2回が目安)、ドアや窓の開け閉めを少なくすること。資源エネルギー庁の数字は家庭用の試算なので、お店にそのまま当てはまるとは限りません。
- 次に安い道具で熱の逃げ道をふさぐ:すきまテープ(330円)、窓際あったかボード(2,998円)またはマドピタシート(1,436円)。必要なら、サーキュレーター(4,480円〜)で空気を回します。
- 最後に測って確認:ワットモニター(3,313円)で、電気を使っている機器を数字で見つけます。
効果の大きさは、お店の広さ、建物、窓やドアの状態によって違います。「これを買えば下がる」とは言えませんが、数百円〜数千円で試せる小さな工夫は、高い設備を買う前の選択肢になります。
なお、契約そのものの見直し(電気代の上限や仕入調整費のことなど)は、電気代の記事で詳しく書いています。今回の「道具」の話とあわせて、2方向から光熱費を見直してみてください。
ご注意
- 本記事の内容は、メーカーの説明とAmazonの掲載情報、公的な情報にもとづく紹介であり、効果を保証するものではありません。
- 暖房器具・火気まわりでの使用や、窓・ドアへの取りつけは、商品の説明書と所轄(消防署・保健所・ビルの管理会社など)の決まりに従ってください。


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